松任谷由実「シャングリラ」……2007.07.05
7月1日日曜日、
松任谷由実の「シャングリラ3」を見に横浜アリーナに行ってきました。
チケットの入手がかなり困難との噂通り、たくさんのファンでいっぱい。
テーマは“ドルフィンの夢”。
「コンサートでもサーカスでもシンクロでもない」と
ユーミンが語るように、仕掛けはさすが。
円形の舞台がパッとプールになるのには驚きました。
人々のアクションも確かにお見事だったけど、
正直やっぱり人間サイズだと視覚的スケールには限界があるのかなと。
なんたって会場が大きいですからね。とはいえ、
スクリーンなどを使うのは信念というか、主旨に反するんでしょう。
ひとつひとつの技は超人的だっただけに
間近で見る感覚が遠くの席の人にも欲しかったんじゃないかと。
例えばヴィルジニー・デデューや武田美保の表情も見たかった。
これには「そんなの必要ないさ」という声ももちろんあるでしょうね。
なんと言っても感動したのはふたつのシーン。
ひとつはその広い会場全体を包み込んだ巨大なミラーボールの荘厳な光の世界。
言葉も出ないくらいにすべてを包み込んでいました。圧巻!
もうひとつは、ユーミンが出演者全員の名前を紹介するんだけど、
50人は楽に超えてて、それもほとんどが外国人!
大相撲の幕内力士土俵入りのように円形ステージに次々と登場するんですが、
それを全員フルネームで紹介するんですね。
カンニング?手に書くったって、そうは書けません(笑)。
イヤーモニターで耳元に流れてくるったって、
そう追ってしゃべれるもんじゃありません。
完パケ(録音)にしちゃ微妙なタイミングも不自然じゃないし。
それもロシア系の覚えづらい名前が多く、
それを噛まずに紹介した、あの姿には脱帽でした。
実は帰り際、スタッフに確認したんです。
「あれ、本当に覚えてるの?」。
そしたら笑いながらこう教えてくれました。
「学生時代、クラスメイトが50人ぐらいいたってみんな名前覚えたじゃないですか。
長い間、一緒に舞台作ってるうちに自然と覚えちゃったんですって」。
さすが…。
このあと広島、大阪、名古屋、福岡と全国を回って9月17日の代々木まで全37公演。
1日2回公演の日もあって(@_@)。
チャンスがあれば是非見てみて下さい。
あ、パンフレットは買って読んでから見た方がより楽しめると思いますョ!