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週末公開の映画……2012.1.12 |
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「デビルズ・ダブル―ある影武者の物語―」☆☆☆☆☆
「ヒミズ」☆☆☆
「ロボジー」☆☆☆
(満点は☆☆☆☆☆)
映画好きのみなさま、今年もよろしくお願いします!
何の映画を見ようか迷った時、どうしても話題作をチョイスするもの。
でも"No.1"の肩書きだけに魅かれることなかれ。小さな映画にも、いい作品はいっぱいあるのですから。
ここではあくまでボクの主観ですが、そんな作品を見るきっかけになってもらえればと思い、
映画評を書いてます。
☆の数は個人の感想ですから、見方が変われば評価も変わる。
いつも言うことですが、あなた自身が自分の目で確かめて下さい。
「へぇ、こんな映画やってるんだ」と思ってもらえるだけで意味があるコラムだと思います。
2012年もご愛読下さいねっ。
さ、今週は3本です!
「デビルズ・ダブル―ある影武者の物語―」は、実話を元にしたストーリー。
イラクの大統領だったサダム・フセインの長男ウダイ・フセイン。
あのフセイン大統領をして「生まれた時に殺すべきだった」と言わしめたウダイの極悪非道振りは、
"狂気のプリンス"と呼ばれるほど。
町を歩く女子高生や結婚式さなかの新婦を手にかけ、気にいらなければ感情に任せて殺してしまう。
そんなウダイには、父同様に"影武者"が必要だったのです。
選ばれたのは高校時代の同級生だったラティフ。
当時から似てると評判だったラティフには選択の余地などありません。
断れば自分はもちろん、愛する家族の命も無いのですから。
整形をし、仕草をまね、ウダイになり切ろうとするラティフ。
しかし"本物"のあまりの冷酷さに次第に心身共に壊れていくのでした…。
ラティフは正義感の強い真面目な男で、父親の事業を継ぐという夢があったのですが、
それも瞬時に無くしてしまいました。
ウダイのあまりにも非人道的行為を間近で見、反対勢力から命を狙われ、
気持ちをなんとか保っていたラティフでしたが…。
事実は小説より奇なり。
面白かったですョ。
特に一人二役を演じたドミニク・クーパーの演技が素晴らしい!
真反対の性格、表情、
とにかく内側から滲み出るものが勝負のこの演じ分けを、ものの見事にやってのけました。
ロンドン出身の33歳。彼の今後が楽しみです。☆5つ!
「デビルズ・ダブル―ある影武者の物語―」公式サイト
「ヒミズ」は、01〜03年 に週刊ヤングマガジンに連載されていた古谷実のコミックの実写化。
15歳の少年、住田祐一。
実家の貸しボート屋に住むも、父は多額の借金をして雲隠れ。
たまに来ては暴力を振るう父を、祐一は心から憎んでいたのです。
父も祐一に向かって「オマエなんかいなかったらよかったんだ」と吐き捨てる関係。
一方の母も若い男と夜逃げ。15歳の少年は孤独の身となってしまいます。
そんな中、クラスメートのは茶沢景子は祐一にゾッコン。
似たような境遇に強い共感を抱いていたのです。
景子を疎しがる祐一でしたが、徐々に景子の押しつけの優しさを受け入れるようになります。
そんなある日のこと、闇金融のヤクザが祐一の元を訪れます。
子供だろうが容赦なく暴力をふるうヤクザたち。
糞のような人生を辞めたいと思っていた矢先に父親が現れ、祐一は遂に父を殺害してしまったのです。
「もう普通の生活は送れない」。
祐一はある決意を胸に抱いたのでした…。
うーん、書き切れない(笑)。ま、書かなくていいんですけどね。
「普通の生活がしたい」。
それだけを夢見ていた15歳の祐一が、もう無理だとなった時、
残りの人生を"オマケの人生"として生きる。
そこには彼なりの大義名分があるのですが、神様はそれを許すのか。
今から10年前のコミックを映画化するにあたり、園子温監督は東日本大震災も描きたかったと。
直線的、間接的に散りばめられているその思いは十分に感じることができるはず。
どの場面でもおそらく議論、討論に花が咲く、そんな深い1本だと思います。
なんかメーターの針が振り切れちゃってる感がいいのかも。☆3つ。
「ヒミズ」公式サイト
「ロボジー」は、矢口史靖監督・脚本の壮年コメディ。
小林、太田、長井は、木村電気のダメ社員3人組。
社長からロボット博に出展するための二足歩行ロボットの開発を命じられていたのですが、
ロボット博開催の1週間前に、なんと開発していた"ニュー潮風"を粉々に壊してしまったのです。
彼らが考えた緊急措置は、中に人間を入れてとりあえず誤魔化そうという陳腐なアイデアでした。
ロボットらしい動きのできる人間を探すため、架空のオーディションを開いたところ、
なんと合格したのは暇を持て余していた73歳の老人、鈴木重光だったのです。
しかしこの頑固爺、このことを表沙汰にできないのをいいことに、わがまま三昧。
ロボジーの暴走が始まったのでした…。
ロボット博では絶賛を浴びたロボジー。
ロボットおたくで、ロボット通の女子大生の葉子がロボジーに夢中になり、
彼女も絡んでドタバタ劇はさらに激化していきます。
普通簡単に気付くでしょってとこに目をつぶってるあたりがどうかと思うけど、
コメディと割り切ればまぁ…(笑)。
往年の大スター、ミッキー・カーチスが五十嵐信次郎の名前で頑張ってるところに敬意を表し、
☆ひとつオマケかな(笑)。☆3つ。
「ロボジー」公式サイト
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